新しいことを始める前に「やらないこと」を決めるのが中小のビジネスには絶対必要です。
こんにちは、株式会社プラグインの広瀬です。
「やらないこと」を決めましょう、というお話
コンサルティングをしているとよく打合わせに誘われます。
打合わせの時間は大企業になればなるほど長くなりますね。
昔の話ですが、3時間ほど置物にさせられるという事態がありました。
まぁ、モバイルPCを持っていたので淡々と別のことをしちゃっていましたが。
会議、というのは「仕切る人」が本当に大事なんだとつくづく最近は思います。
まず第一に「何を決める会議なのか」というのが決まっていない会議がなんと多いことか。
クライアントの会社で代わりに仕切ったりして、感謝されたりしたこともありました。
今はもう、やりませんけどね。。。心して置物になりますよ(笑)
「意見」はわかるんだけど、「どうやって?誰がやる?」に答えられない
意見をいう人というのは会議の中では貴重なんですが、言う人達の傾向値ではありますが
「新しいことを、追加でやる」という意見が多いのがとっても私は気になっています。
「新しくこういうことをやろう」という意見はとてもいい意見のように思いますが、
私はほとんどの場合、賛成しません。
なぜなら「誰がやんの?」と聞かれると、誰も答えられないからなんですね。
最初のうちは「私がやります」と、意見を言った人がやり始めたりするんです。
しかし数ヶ月お付き合いをしますと「●●しましょう」「▲▲しましょう」と言って色々始めた方は、数ヶ月後には「忙しい」「業務に忙殺されている」「私は追加で業務できない」と言い始めます。
そりゃ当たり前ですよ。
特に中小企業の場合だと、人手が足りてないということが一番のネックだったりするんです。
中小企業であればあるほど、「やらないこと」を明確に決めましょう
当然ながら「売りたい」わけですからPPC広告もやりたい、SEO対策もやりたい、メルマガも出したい、ということになってくるんだと思うんですよね。
それは気持ちとしてはわかります。しかし現実問題として何もできないで終わる可能性というのは非常に高いです。
この間、某ネットショップの打合わせで「メルマガ出すのやめませんか?」と言ったことがあります。そのショップさんは「!??」となって「とんでもないです」とおっしゃってました。
売るために行っている活動(と信じているもの)をやめると「売れなくなるんじゃないか」と思って、言ってみれば一種の強迫観念だけでやっている、続けてしまっていることって、意外とあります。
でも、効果が出てないことを続けていても無駄なんですよ。
限られたリソースで、限られた時間しかない場合は、「やらないこと」を決めて、「やるべきこと」をしっかりやる。
結果はそうしたほうが絶対に早くついてきます。